イクステンドゴニオメーターの誕生まで・・・第9話(ラインアップ)

イクステンドゴニオメーター ラインアップ

名称未設定 2

イクステンドゴニオメーター5色(6種)をラインアップしました。蛍光オレンジ、蛍光バイオレット、蛍光グリーン、蛍光ピンクおよびピンク色(ピンク色の中心線は、「赤線印刷」のものと「V字溝切削線」のものと2種類あります)ピンク色は、蛍光ピンクよりも淡い色加減です。なお、写真の色は実際の色とは若干異なりますことを予めご了承ください。

【イクステンドゴニオメーターの特長】

1.ゴニオメーターの基本軸、移動軸が無段階に伸縮可能なため、関節の大きさに適合させて関節角度をより正確に測ることができます。

2.ゴニオメーターの基本軸、移動軸を伸ばすと最大長53㎝となり、長幹骨などの長さも測定可能です。

3.角度は1°単位で測れるため、X線画像、CT画像上で重要な角度や変形の状態を正確に測ることができます。

4.基本軸と移動軸を半固定する回転軸の固定具合(強さ)は使用回数に応じて変化するが、固定力が無くなり、”プラプラ” になることは殆どありません。万が一、”プラプラ” になってしまった場合は、固定力を再調整することができます。

5.長期の使用でも角度の目盛・数字が消えることはほとんどありません。

6.基本軸、移動軸ともに透明色であるため、測定対象に正確に当てることができます。また、綺麗な透明色は、とくに小児の受け入れを良好にしています。

7.中心線は識別しやすいため、X線画像やCT画像では、骨の変形のみならず股関節の頸体角、前捻角、CE角、シャープ角、膝関節の外反・内反角および脊椎のCobb角等々のような重要な角度の測定を正確かつ容易にしています。

 

 【まとめ】

 イクステンドゴニオメーターは30年のリハビリテーションの経験をもとに生まれました。

 リハビリテーションの対象は小児から大人まで、検査対象の関節も肢長も千差万別です。

そのような様々な 測定対象に対して正確な関節可動域(ROM)測定を行う場合、従来は少なくとも大小2本のゴニオメーターを利用しなければ、大関節や小関節の正確な測定には無理がありました。

しかしながら、2本のゴニオメーターを常に携帯してリハビリテーションを行うわけにはいきません。そんな不便さから、「伸縮するゴニオメーターがあれば」と長年、思いを募らせていました。

・・・・・・・・イクステンドゴニオメーターはそんな思いを形にしたものです。

 基本軸と移動軸が自由に無段階に伸縮するイクステンドゴニオメーターを胸のポケットにたった1本、忍ばせておけば、訓練室でもベッドサイドでもカンファレンスルームでも、いつでもどこでも様々な関節に合わせたROM測定が手軽に可能となるのです。イクステンドゴニオメーターは角度だけでなく、長さもmm単位で測れるため、X線等の画像で骨の変形、関節裂隙、ADI(ADD)、内・外反角など重要な指標となるような測定をも正確かつ容易にします。

 

≪余談ですが・・・≫

 セラピストはいくら経験を積んだとしても、責任を持って正確な検査を行うことが大切と思います。(どの分野でも同じと思います・・・)私は、理学療法士(PT)になる前はエンジニアとして設計の仕事をしていました。その経験からつくづく、「セラピストはエンジニアと一緒だ」と実感してきました。そんな感覚があったから、検査測定を大切にしてきたのかも知れません。とくに、最も基本的なROMの測定は最も大切であるという確信のようなものがあったため、様々にゴニオメーターに対する思いを巡らせていたのでしょう。

「正確な測定なしに良い設計は出来ない」のと同じように、「正確な測定なしに良いリハビリテーションは出来ない」のではないでしょうか? 

「慣れは禁物」? :-? 

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『イクステンドゴニオメーターがリハビリテーションのお役にたてることを心より願っています。』